当診療所で行っている主な検査についてご紹介いたします。
臨床検査室のご紹介
臨床検査室では、患者様から採取された血液・尿などの検体検査や、体内の状態を視覚的に評価する超音波検査、心電図検査などの生理機能検査を行っております。
専門的な知識をもった臨床検査技師が検査に従事しております。私達は患者様に安心して検査をお受けいただけるよう、【安全で、正確な検査】をご提供することをモットーにしています。
血液検査
場所:4F 採血室
臨床検査技師が採血を行っています。採血した血液は迅速に検査を実施し、採血後1時間ほどで結果をお出ししております。
血液検査で甲状腺疾患の診断材料となる項目は、FT3、FT4、TSHなどのホルモン検査と、TRAb、TgAb、TPOAbなどの自己抗体検査、腫瘍マーカーとしても用いられるHTg(サイログロブリン)などがあります。この他、必要に応じて検査を行っております。
当院では標準採血法ガイドラインを遵守し採血を行っておりますが、より安全に採血を受けていただくために、下記の「採血についてのご説明」をご覧ください。
(PDFで掲載しています)
採血についてのご説明
採血時のお願い
- 採血時には針を刺す痛みは多少ありますが、しびれや違和感などありましたらすぐにお申し出ください。
- 採血後は止血テープを貼らせていただきますが、採血部位から血液が出てきますので5分程度しっかり押さえていただくようお願いします。その際、衣服に血液がつかないようご注意ください。
- 採血部位を揉むと内出血することがありますので、揉まないようお願いします。
よくあるご質問
- 採血後揉んだほうが良いですか?
- 揉むと内出血しますので、強く押さえてください。
- 入浴(プール)は大丈夫ですか?
- 問題ありません。
- 食事をしてきたのですが大丈夫ですか?
- 検査項目にもよりますが、医師より指示がなければ問題ありません。
- 走ってきたのですが大丈夫ですか?
- 問題ありません。
- 昨日(午前)も採血したのですが、同じ場所から採血しても大丈夫ですか?
- 特に痛みなどなければ、問題ありません。
- 予防接種(インフルエンザなど)をしてきたのですが、大丈夫ですか?
- 問題ありません。
超音波検査(エコー検査)
場所:4F 生理機能検査室
超音波検査は、甲状腺の大きさや腫瘍病変の有無や性状、周辺のリンパ節が腫れていないかを調べます。最近では、触診では到底見つけられない数ミリの腫瘍まで発見できるようになりました。
検査時のお願い
- 首に検査用ゼリーをつけて行いますので、できれば前開き、あるいは首周りの開いた服装でご来院くださいますようお願いします。
- 検査時にはネックレス、ネクタイなども外していただきますのでご了承ください。
よくあるご質問
- 妊娠していますが大丈夫ですか?
- おなかの赤ちゃんをみる検査と同じもので、人体に影響はありません。
- 食事をしてきたのですが大丈夫ですか?
- 問題ありません。
- 何度受けても大丈夫ですか?
- 人体に影響はありませんので、何度でもお受けいただけます。
心電図検査
場所:4F 生理機能検査室
心電図検査は、胸や手足に電極をつけて心臓の電気的活動を計測する検査で、心拍数や不整脈の有無を確認します。特にバセドウ病では不整脈を合併していないかを調べます。
検査時のお願い
- 心電図は胸部、両手首、両足首に電極を付けて、ベッドに仰向けの状態で検査を行います。脱ぎ着しやすい服装でご来院くださいますようお願いします。
- 検査時にはネックレス、ネクタイなども外していただきますのでご了承ください。
血液検査、超音波検査、心電図検査を受けられる方は、お呼び出しいたしますので4F待合室でお待ちください。
エコー下穿刺吸引細胞診検査
場所:4F
エコー下穿刺吸引細胞診検査は、医師が超音波による画像を見ながら採血針と同じくらいの太さの針を腫瘍に刺し、細胞を採取します。採取した細胞を調べることで、しこりが良性・悪性かを鑑別する判断材料になります。
検査時のお願い
- 検査当日は、超音波検査と同じように、前開きあるいは首周りのあいた服装でご来院くださいますようお願いします。
- 検査後は、日常生活に特別注意することはありません。シャワー、入浴も可能ですが、穿刺部位を強くこすらないようにお願いします。